唾液の分泌がカギ! 【ドライマウス】

ドライマウス
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ドライマウスの症状とは?

皆さんも暑い日にのどが渇いたり、口の中が乾燥したりする経験はないでしょうか。水を飲むとおさまる一時的な渇きと違い、ドライマウスにはさまざまな症状があります。

ドライマウス症状チェックシート

当てはまるものが多ければ多いほど、ドライマウスの可能性が大きくなります。

1 いつも口が乾いている

2 年齢とともに口臭が強くなってきた

3 調整しても義歯疼痛が治らない

4 舌や唇が割れる

5 夜中に起きて水を飲む

ドライマウスになる主な原因

加齢・薬の副作用

高齢になると唾液の分泌量が徐々に減少します。またいろいろな生活習慣病になり、薬を常飲する人が多くなりますが、薬の種類によっては副作用でドライマウスになりやすいと言われています。お薬を処方してもらっている医師や、かかりつけ医にドライマウスの症状を相談してみましょう。

精神的な緊張やストレス

唾液腺は自律神経系に支配されています。人はストレスを感じると、副交感神経より交感神経が優位となり、粘着性唾液を少量分泌します。緊張すると口腔内が乾く、粘つくのはこれが原因です。逆にリラックスした状態だと副交感神経が優位に働き、唾液を大量に分泌します。緊張した状態が続くと、口の渇きの慢性化、ドライマウスにつながります。

水分の摂取量が少ない・口呼吸

口腔内を潤す唾液は99%が水分でできています。そのため水分の摂取量が少ないと、口腔内も乾きます。成人は1日2~3リットルの水分が必要とされているため、こまめな水分補給が大切です。また口で息をすると口腔内の水分が逃げていきます。この状態が続けばドライマウスにつながります。

豆知識

~シェーグレン症候群とドライマウス~

ドライマウスを引き起こす疾患の一つとして挙げられるのが「シェーグレン症候群」です。
シェーグレン症候群とは、自分の免疫細胞が唾液腺や涙腺を攻撃することで起こる免疫疾患で、40~60代女性に多く発症すると言われています。
現在、完治する治療法は発見されていないため、さまざまな対症療法でドライマウスを改善します。

唾液の主な役割

1 免疫力を保つ
唾液には細菌が体内に侵入するのを防ぐ酵素や殺菌物質が多く含まれています。

2 自浄作用
歯や歯間に付いた食べカス、歯垢を洗い流し、口腔内を清潔に保つ機能を持っています。
ただ、唾液だけでは取り除かれない汚れがあるので、丁寧にブラッシングすることが大切です。

3 食塊を作り、飲み込みやすくする
歯で噛み砕かれた食べ物は唾液と混ざり合い、「食塊(しょっかい)」が出来上がります。パサついた食べ物でも食塊により飲み込みやすくなります。また食塊を胃まで送り込む「嚥下(えんげ)運動」を円滑にする役割もあります。

4 消化を助ける
唾液に含まれる「アミラーゼ」という成分が食べ物の消化を助けます。

5 虫歯予防(歯の再石灰化)
食事をすると糖により口腔内が酸性の状態になります。この状態が長く続くと歯の成分が溶け出し、虫歯の原因になります(脱灰)。唾液にはこの状態を回復させ、初期の虫歯を直す役割があります。

5 味覚
口腔内に食べ物を入れた時、唾液の働きで味覚を感じやすくなります。また食べて良い物か悪い物かを識別する働きもあります。

※上記以外にも唾液にはさまざまな役割があります。

ドライマウスを改善するために―日常生活でのポイント

1 よく噛んで食べる
噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌量がアップします。すっぱい食品やシュガーレスのアメ・ガムがおすすめ

2 規則正しい生活を
食事や睡眠が不規則になると、自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌量が減少するので気を付けましょう。

3 入れ歯の確認
噛むことがしっかりできれば唾液はきちんと分泌されますが、入れ歯が合っていないと唾液は十分に出ません。歯科医に相談し、自分に合った義歯を作ってもらいましょう。

お家でできるセルフケア

ご自宅で空いた時間にできる簡単な唾液腺マッサージをご紹介。
唾液の分泌が少ない朝方や食事前に行うのが効果的です。

1 耳下腺マッサージ
親指以外の4指を頬に当て、上の奥歯 のあたりを後ろから前へ向かって10 回ほどゆっくりと回す

2 顎下腺マッサージ
親指を顎下の骨の柔らかい部分に当て、顎下から耳下にかけて5ヶ所を5 回ずつ押す

3 舌下腺マッサージ
両手の親指を揃え、顎の真下から舌を押し上げるようにグーっと10回押す

いかがでしたか?  ドライマウスは歯科医院でも治療できます。さらに詳しい情報や、症状を改善する商品について知りたい方は当院のスタッフにお尋ねください。次の記事もお楽しみに!

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